アバターを見た♪

メリケンに出張する機会があったので、ちょっと時間的に無理があった(最初の15分を見逃してしまいました。)のですが、IMAX(元々、3DはIMAX用に作られていたみたいですね。)の劇場で3Dでアバターを見てきました。ストーリーに関する前評判は今ひとつではあったのですが、何しろ今年の最大の話題作ですから、見ないわけには行かないな、と思って。ティム・バートンの不思議の国のアリスもまだ公開されていませんでしたしね。
で、感想。すごい、のひと言です。映像の美しさときたら、もう、比較の対象がないぐらいでした。唯一、空に浮かぶ巨大な衛星(?)が書き割りみたいでちょっと笑いましたが、それ以外は、もう涙モノの美しさだと思いましたね。これを見て、現実とのギャップに欝っぽくなる人が多いっていうのも、わかるような気がしました。Must seeの一本です。もちろん、突っ込みどころも結構満載でしたが。(以下、ほんの少しだけネタばれ注意です。)
まず、ストーリーについては既にいろんな方が書いておられますが、簡単に言うと、もののけ姫と、ラピュタと、ナウシカを足して3で割ったような、という感じでしょうか。80年代宮崎アニメに対するオマージュかと思ってしまいました。海兵隊に対するステレオタイプなところもおいおいという感じでしたね。それから、SFファンとしては、ナビ族が全くの人型であるのは百歩譲るとしても、他の動物たちが四つ目、六本足なのにっていう所については、進化論はどこに行った?!、って感じでしたね。(あ、アメリカ人は進化論を信じていない人の比率がやたら高いんでしたよね。)もちろん、J.P.ホーガンの「星を継ぐ者」的な落ちがあるのならいいのですが、どうもそれは無さそうですし。
そうそう、シガニー・ウィーバーが出てたのは、見るまで知りませんでした。あ、そこをあけるとエイリアンがいるからダメ〜、とか、そのパワースーツにはいつ乗るの?、とか思ってしまったのはご愛嬌ということで(笑)