Willcomさん、Sharpさんへのお願い!

先日の日経新聞の夕刊に、新たなビジネスモデルとして、開発の一部をユーザーと共有化する(要は、ベータユーザーの要望も反映しながら、いったん市場に出した商品の完成度を上げていく)ことにより、商品の市場へのリリースを早めると同時に、ユーザーを取り込む、といったものが出始めている、といった連載記事が出ていました。

W-ZERO3も、意図したかどうかは別にして、まさにそうしたビジネスモデルそのものであるような気がしています。私自身、こうしてブログに使用感や要望を書きながら、それらがいつか反映されるといいな、と思っていますし。

そうした観点で、WillcomさんやSharpさんには、たとえW-ZERO3で相当程度顧客数が増えたからといって、そこでとどまって欲しくはないと思っています。
うまく言えませんが、本当に望んでいるのは…

① 自分たちのような、比較的新しいもの好きのユーザーの意見やコメントを集約
② それらを反映し、機械に詳しくないユーザーでもメンテナンスを気にせずに使えるような製品をリリース
③ それによって顧客ベースをさらに広げ、製品の価格を下げたり、コンテンツの充実を図ったりする
④ 上がった利益の一部を新たな機器、サービスの開発に投入

といったサイクルです。

正直なところ、いまのW-ZERO3は、一般のユーザーにとっては、数年前のPCのように、通常の使い方をするにしても、十分なサポートしてくれる人がいないと使いこなせない、といったレベルなのではないかと思います。街を歩くほとんどのビジネスマンがスマートフォンを手にしている、といった状態ができてこそ、無線LAN環境も整ってくるでしょうし、ユビキタスにさらに一歩近づくことが出来るはずです。そこには十分すぎるほどの商機があると思います。
Willcomさん、Sharpさん、期待していますよ!